TREASURE HUNT
家でできる
宝探しゲームの作り方
雨の日の午後、誕生日会、長い休みの一日。家の中がそのまま冒険の舞台になるのが、宝探しゲームです。カードに書かれた問題を解くと、次のカードの隠し場所が分かる。それを繰り返して、最後に宝物へたどり着きます。用意するのは紙とペンと、少しのいたずら心です。
宝探しの基本の形
宝探しは、カードからカードへ辿っていく一本道で作ります。最初のカードを手渡し、その問題の答えが 2 枚目の隠し場所を示し、2 枚目の答えが 3 枚目の場所を示す、というつながりです。カードは 4〜5 枚、遊ぶ時間は 20〜30 分が目安です。子どもの集中力が続くのは、だいたいこのくらいまでです。
作るときは、ゴールから逆向きに考えます。まず宝物の隠し場所を決め、「そこを答えにする問題」を書いた最後のカードをどこに隠すかを決め、さらにその場所を答えにする問題を……と遡っていくと、つながりをまちがえません。
途中で見つけた数字をおぼえておいて、最後に宝箱の暗証番号として使う、というしかけを入れると、物語にまとまりが出ます。100 円ショップのダイヤル錠がひとつあれば作れます。
準備するもの
- 手がかりカード 4〜5 枚(名刺サイズだと狭い場所にも隠せます)
- 宝物(お菓子、小さなおもちゃ、手紙、次のお出かけのチケットなど)
- 宝物を入れる箱や袋(あればダイヤル錠)
- 隠し場所のメモ(どのカードをどこに隠したか。これを忘れると大人が困ります)
年齢に合わせた問題の作り方
4〜6 歳:見て探す
文字を読むのがまだ大変な年齢には、絵や写真で場所を示します。冷蔵庫の一部を大きく写した写真を見せて「これはどこ?」とたずねるだけで、りっぱな問題になります。答えを入力するかわりに、その場所へ走っていけば次のカードがある、という形にします。
小学校低学年:なぞなぞと数える問題
ひらがなが読めるようになったら、なぞなぞと観察の問題が向いています。家の中を見れば答えが分かる問題は、体を動かせるので盛り上がります。
たべものを いれると つめたくなる、
おおきな はこ。つぎの カードは その なかに あるよ。
答え:れいぞうこ → 卵ケースの横に次のカードを隠す
小学校中学年から:暗号に挑戦
3 年生くらいからは、暗号が解けるようになります。五十音表を数字に置きかえる暗号、文字を後ろにずらす暗号、鏡に映すと読める鏡文字が定番です。はじめての暗号には、解き方の説明(五十音表や「鏡を使おう」のひとこと)をカードに添えておきます。
兄弟や友だちなど年齢のちがう子が一緒に遊ぶときは、小さい子が活躍できる「見て探す」問題を必ず混ぜます。大きい子ばかりが解いてしまうと、小さい子が途中で飽きてしまいます。
隠し場所の選び方
隠し場所は、子どもの目の高さで、安全に手が届くところから選びます。クッションの下、絵本のあいだ、靴箱の中、ぬいぐるみの背中、郵便受け、植木鉢の横。ふだん見なれた場所からカードが出てくるのが、宝探しの楽しさです。
キッチンのコンロまわり、高い棚の上、ベランダの柵の近く、薬や洗剤のある場所は避けます。庭や公園で遊ぶ場合は、道路に出ない範囲をあらかじめ決めて伝えておきます。風で飛ぶので、屋外のカードはテープで留めるか、石で押さえます。
当日の進め方
始まりは、少し芝居がかっているくらいがちょうどよいです。「ポストに、こんな手紙が入っていたんだけど……」と古びた封筒を渡すと、子どもの目の色が変わります。紅茶で染めた紙や、端を少し破いた地図は、手軽に雰囲気が出ます。
大人は答えを言わず、ついて歩いて見守ります。詰まって 2〜3 分たったら、ヒントを出します。ヒントは「もう一回、カードをよく読んでみよう」から始めて、少しずつ具体的にします。人数が多いときは、カードを読む係、探す係、答えを入力する係を交代で回すと、全員に出番が回ります。
よくある失敗
- カードを隠す順番をまちがえる。仕込み終わったら、大人が一度最初から辿ります。1 枚ずれると、そこで冒険が止まります。
- 始まる前にカードが見つかってしまう。仕込みは直前に。子どもが別の部屋にいるあいだに、手早くすませます。
- 問題が難しくて泣いてしまう。迷ったら、やさしいほうを選びます。「かんたんすぎた」と言われるくらいが、ちょうどよい難しさです。
- 宝物が人数分ない。何人かで遊ぶなら、宝物は分けられるものか、人数分を用意します。
TOBIRA の「宝探し」テンプレートで作る
TOBIRA の「宝探し」テンプレートには、地図の切れ端から宝物のありかまで、4 つのステップの下書きが入っています。五十音表暗号・ずらし暗号・鏡文字はジェネレーターでその場で作れます。全ステップを名刺サイズやはがきサイズの手がかりカードとして印刷でき、答え・ヒント・隠し場所をまとめた主催者シートも一緒に出せるので、「どこに隠したか忘れた」がなくなります。
登録不要・無料で試せます