HOW TO MAKE A MYSTERY

謎解きの作り方ガイド

謎解きは、遊ぶだけでなく自分で作ることもできます。特別な道具も、難しいひらめきも要りません。必要なのは、解いてくれる相手の顔を思い浮かべることだけです。このページでは、はじめての人でも最後まで作りきれる 5 つの手順を紹介します。

用途別のガイド

1. ゴールから決める

最初に決めるのは問題ではなく、最後に相手がたどり着く場所です。プレゼントの入った箱、冷蔵庫のケーキ、一通の手紙、部屋の出口。ゴールが決まると、物語の向きが決まります。

あわせて「誰が・どこで・何分くらい遊ぶか」も決めておきます。はじめて作るなら、問題は 3〜5 問、遊ぶ時間は 15〜30 分が目安です。問題を増やすのは簡単ですが、長すぎる謎解きは途中で疲れてしまいます。短く作って、物足りなければ足すほうがうまくいきます。

2. 道すじを一本の線にする

次に、スタートからゴールまでの道すじを書き出します。はじめての一作は、問題を解くと次の場所が分かる、という一本道にするのがおすすめです。「手紙を読む → 本棚のカードを見つける → 答えが示す引き出しを開ける → ゴール」のように、場所と順番を先に並べてしまいます。

道すじが決まってから、それぞれの地点に置く問題を考えます。問題から作り始めると、よい問題ができても置き場所がなく、全体がまとまらなくなりがちです。

3. 問題を作る

問題の種類は、大きく分けて三つあります。はじめは一つの作品のなかで種類を混ぜると、単調になりません。

  • 知っている人だけが解ける問題。「はじめて一緒に行った映画は?」のように、相手との思い出を答えにします。贈りものの謎解きでいちばん喜ばれる型です。
  • その場を観察すると解ける問題。「リビングの時計の下にある本は何冊?」のように、部屋や庭を見れば答えが分かる問題です。体を動かすので、子どもに向いています。
  • ひらめきで解く問題。五十音表を使った暗号、文字を後ろにずらすシーザー暗号、鏡文字、並べ替えなど、いわゆる「謎」です。作るのは難しそうに見えますが、答えの言葉を先に決めて暗号に変換するだけなので、実は手間がかかりません。
問題の例(五十音表の暗号)

「21 12 45」
十の位は行(あ行が 1、か行が 2)、一の位は段。数字が示す言葉は?

答え:かいと(21 → か、12 → い、45 → と)

答えはひとつに決まる言葉にします。「赤い花」「あかいはな」「バラ」のどれも正解になりそうな問題は、解く側を迷わせます。どうしても表記がゆれるときは、別の書き方も正解として受けつけるようにしておきます。

4. ヒントを用意する

作った本人には簡単に見える問題でも、はじめて見る人には難しいものです。謎解きがうまくいかない原因の多くは、問題が難しすぎることにあります。すべての問題に、ヒントを 2 段階で用意しておきましょう。

1 段目は考える方向を示すだけのヒント(「五十音表を思い浮かべてください」)、2 段目はほぼ答えに近いヒント(「21 は、か行の 1 番目の文字です」)にします。ヒントを見て解けた場合でも、解けた人はじゅうぶんに楽しめます。詰まったまま止まってしまうことのほうが、ずっと残念です。

5. 自分で通しで解いてみる

できあがったら、必ず最初から最後まで自分で解きます。確認するのは三つです。答えを入力して正解になるか。カードを隠した場所を、問題の答えが正しく指しているか。全体で何分かかるか。

できれば、内容を知らない人にも一度解いてもらいます。作った本人は答えを知っているので、問題文の言葉足らずに気づけません。ひとりに試してもらうだけで、つまずく場所がはっきり分かります。

紙で作るか、アプリで作るか

紙とペンだけでも謎解きは作れます。手書きのカードには、それだけで温かみがあります。一方で、答え合わせを主催者がその場でしなければならず、ヒントを出すタイミングも人の手に頼ることになります。

アプリを使うと、答えの入力と正誤の判定、ヒントの表示を任せられるので、主催者も一緒にその場を楽しめます。紙のカードとアプリを組み合わせて、「カードを見つけたらスマートフォンで答えを入力する」という形にすると、探す楽しさと手軽さの両方が残ります。

TOBIRA なら、この手順のまま作れます。

TOBIRA は、謎解きをブラウザだけで作って遊べるスタジオです。テンプレートを選ぶと、導入からエンディングまでの下書きが入った状態で始まります。段階ヒントと別解の設定、五十音表暗号やシーザー暗号のジェネレーター、手がかりカードと主催者シートの印刷までそろっています。

スタジオを開く

登録不要・無料で試せます