ANNIVERSARY LETTER
記念日に贈る
謎解きの手紙の作り方
記念日に手紙を書くのは、少し照れくさいものです。それなら、手紙を謎の向こう側に置いてみませんか。ふたりだけが答えを知っている問題をいくつか解いた先に、ようやく本文が現れる。答えを思い出す時間が、そのままふたりの年月をふり返る時間になります。
全体の流れを決める
記念日の謎解きは、3 問で 10〜15 分の短い作りが向いています。主役は謎ではなく、最後の手紙だからです。時間の流れに沿って並べると、自然な物語になります。
- はじまりの場所。出会った場所や、はじめて出かけた場所を問う問題。
- ふたりだけの合言葉。ふたりのあいだだけで通じる呼び名や口ぐせ、思い出の品を問う問題。
- 手紙のありか。最後の答えが、手紙の隠し場所か、メッセージを開く合言葉になります。
思い出を問題にする
題材は、写真フォルダやメッセージの履歴をさかのぼると見つかります。旅行先、はじめて一緒に観た映画、よく通った店、飼っている猫の名前の由来。大きなできごとよりも、ふたりしか覚えていない小さなことのほうが、問題にしたときに喜ばれます。
はじめてふたりで出かけた日、
帰りに寄り道して食べたものは?
答え:たいやき(別解:たい焼き、鯛焼き)
気をつけたいのは、相手が確実に覚えていることを選ぶことです。日付や細かい数字を問う問題は、答えられなかったときに気まずくなります。記念日の謎解きは相手を試す場ではありません。迷ったら、写真を添えて思い出せるようにしておきます。ヒントも、問い詰めるのではなく、思い出すきっかけになる言葉にします(「あの日は、とても寒かったね」)。
思い出の答えは、書き方がゆれやすいものです。ひらがな・カタカナ・漢字のどれで入力されても正解になるように、別解を登録しておきます。
最後の手紙を用意する
最後に現れる手紙は、紙でも、画面に表示する文章でも、動画のメッセージでもかまいません。紙の手紙なら、最後の答えが隠し場所を示すようにします。本棚の思い出のアルバムのあいだ、コートの内ポケット、いつも使っているかばんの底。見つけた瞬間の表情まで含めて、贈りものになります。
ふだん言葉にしにくいことは、動画にすると伝えやすくなります。長い必要はありません。30 秒でも、自分の声で伝える「ありがとう」は、文字とはちがう届き方をします。
渡し方を選ぶ
- 一緒にいるとき。食事のあとに「ちょっとこれ、やってみて」とスマートフォンを渡します。隣で表情を見られるのが、いちばんの楽しみです。
- 家の中にカードを隠す。問題を紙のカードにして、思い出の品のそばに隠します。探して歩く時間が加わって、少し長く楽しめます。
- 離れて暮らしているとき。謎解きをファイルにして送れば、遠くにいる相手にも贈れます。解き終わるころに電話をかける、という組み合わせもよい方法です。
気をつけたいこと
- 難しくしない。暗号を入れるなら 1 問まで。解けずに手紙にたどり着けないのでは、元も子もありません。すべての問題にヒントを用意します。
- 事前に通しで試す。自分で最初から最後まで解いて、答えが正しく判定されること、最後のメッセージが表示されることを確かめます。
- 見られたくない内容の置き場所。ふたりの写真や手紙の文面を、よく知らないサービスに預けるのは不安なものです。データがどこに保存されるのかを、作る前に確かめておきます。
TOBIRA の「記念日の手紙」テンプレートで作る
TOBIRA の「記念日の手紙」テンプレートには、はじまりの場所・ふたりだけの合言葉・手紙のありかの三段構成の下書きが入っています。別解の登録、思い出すきっかけになる段階ヒント、ブラウザでの動画メッセージの収録に対応しています。作品も写真も動画も、あなたの端末の中だけに保存され、サーバーには送られません。離れた相手には、1 つの HTML ファイルに書き出して送れます。
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